名古屋のはく製屋さん!!

安心・信頼・丁寧の魚類専門 ゆあさ剥製工房より
はく製・魚・釣りに関する事や釣行記などをご紹介♪
<< ウタセ真鯛釣り(伊良湖沖) | TOP | クリエーターズショーケース2011秋(剥製展示会) >>
大根池の池干し&外来種駆除(天白公園内の池)
0
    JUGEMテーマ:ニュース
     
    名古屋市の天白区にある天白公園内大根池の池干しが開催されたので、
    見に行って来ました。

    大根池の池干し1

    大根池の池干し3

    朝から沢山の人が来て、
    準備していました。

    300人くらい参加したみたいです。

    ウェーダーを履いて池の中に入り、
    タモや投網で生き物を捕まえていました。

    大根池の池干し4

    大根池の池干し5

    大根池の池干し6

    大根池の池干し7

    大根池の池干し8

    約1ヶ月くらい前から外来種も含まれた池の水が
    天白川に放出され中途半端に水を抜き、
    どれだけ生物が捕れてるのかと見ていましたが、
    思った通りあまり捕れていませんでした。

    捕れた生き物を種類別で水槽やビニールプールにて展示していましたが、
    ヘラブナ・タイリクバラタナゴ・カダヤシ・モツゴ・雷魚・アメリカザリガニ・
    ミシシッピーアカミミガメ・クサガメなど…

    大根池の池干し9

    一般的に害魚・悪魚とされている
    ブラックバスやブルーギルの水槽やプールも用意していましたが、
    1匹も捕獲されず入っていませんでした。
    犬の散歩でよく通るのでバスやギルがいないのは知っていましたが、
    事前に生体調査した割には???…っと思ってしまいました。


    今日設置された下記に掲載されている鯉が
    1匹も捕獲されていないはどうなんだろう〜???
    と疑問を感じました。

    大根池の池干し2

    この池には何十匹と鯉がいるのを私も確認しており、
    毎朝散歩とかで来る人が餌をやっているの見ている。
    ただ単に捕獲技術がないのか…???

    「在来の生き物を守るため、池干しをおこない、外来種を駆除します。」
    っとチラシに書いてあったが、
    中途半端な駆除活動はどうなんだろう???
    ただ単に去年COP10名古屋が開催され、
    その絡みのパフォーマンスで終わっている様に感じられた。

    以前、どこかでブラックバスを駆除したら、
    ザリガニを食べるブラックバスがいなくなったせいで、
    ザリガニが大量発生して葦を切ってしまい、
    在来魚の隠れ家や産卵場所が減少してしまう事があった。
    自然界の生態系に人の手が加わり、
    生態系が崩れてしまった現象である。

    ブラックバスを駆除→天敵がいなくなりザリガニ増加→
    葦が切られ小魚等の隠れ家や産卵場減少→小魚等減少→
    餌となる小魚等が減りザリガニ減少→葦が増加→
    小魚等増加→餌が増えてザリガニ増加→
    お互いに何年か増減を繰り返しながら生態系が落ち着く

    この状態の時にブラックバスを放流したら、
    一時的には小魚等やザリガニは減るだろうが、
    何年か増減を繰り返して生態系が出来上がる。
    まあ日本中の野池や湖は殆どこの様な段階を踏まえて、
    生態系が出来上がっていると思うのである。
    もし、ブラックバスが何でも食べ尽くすのなら、
    当然餌が無くなりブラックバス自体も滅びると考えられる。

    在来種を守りたい気持ちは分らないでもないが、
    所詮、自然界は弱肉強食の生態系であり、
    自然淘汰されるものである。
    環境に適応出来なければ滅び、
    環境に適応・進化した生物が残るのである。

    人間のエゴで自然破壊して魚が住みずらい環境を作っておいて、
    その責任を外来種だけに責任転換するのはどうかと思います。
    在来種でも魚を食べたりエビも食べます。

    外来種が入った池や湖でも、
    護岸工事したコンクリートの岸を止めて、
    葦などを増やして隠れ家や産卵場所を増やしていったり、
    水質を浄化したりすれば自然と在来種も増えてくるとは思います。

    在来種・外来種が混じりながら
    生態系が出来上がっているこの池で、
    中途半端に駆除したり手を加える事によって、
    生態系が大きく崩れない事を願います。

    ちなにみ今日捕獲した外来種は、
    大学にて解剖したりして生体研究に利用されるみたいです。

    とあるTVのインタビューに答えていた准教授は、
    雷魚は非常に危険な魚だとおっしゃっていました。
    准教授は十分雷魚について理解している様に見受けられましたが、
    今回の池干しの代表者が言うには、
    雷魚等はまだ生体が解明されていないので…
    っと外来魚の生体研究利用での処分について私に言っておりました。

    カミツキガメやガー・ワニ等は、
    人に対して危害を加える危険性が非常に高いので
    駆除は当然だと思いますが、
    ここ数年の隼人池…雨池…今回の大根池…
    人に危害を与える事のない命がある生き物を、
    ある一部の人のエゴによって駆除されるのはどうかと私は思います。
    | その他 | 21:11 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
    コメント
    行政は建前で動きます バスフィッシングの経済効果<自然保護。
    日本固有種(クニマスなど)が絶滅寸前となれば対応も必要なんでしょうけどね。
    | すけくん | 2011/11/06 7:03 PM |
    田沢湖のクニマスは、
    人間の過ちによって絶滅させられたみたいですね。
    | 魚眼 | 2011/11/07 9:32 AM |
    ブラックバス=生態系を崩している、は安易な考え。しっかりと研究調査をしてから行ってほしいものです。
    | かっちゃん | 2018/06/08 9:27 AM |
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック機能は終了しました。
    トラックバック